-23.03.20


Fiat, Autobianchi , OM, Lanciaの商用車のモデルです。
NEW!! Veicoli Pubblicitari d'Epoca by Editore VADIS, Veicoli Commerciali d'Epoca by Eaglemoss



ベルギーの出版社VADISが企画し小冊子と共にイタリア国内の一部の新聞、雑誌を販売するエディコラ(*Edicola)と呼ばれるニューススタンドを通じてのみ販売されたVeicoli Pubblicitarie d'Epoca(=懐かしの広告宣伝車両)シリーズの1/43モデルカーと、こちらもイギリスの出版社Eaglemossが同じくイタリア市場向けに企画したVeicoli Commerciali d'Epoca(=懐かしの商用車)シリーズの1/43モデルです。 基本的にネットで各々の出版社へ直接シリーズ購入申し込み以外では入手困難な専売モデルです。
これらは既に販売は終了している為、
前回の入荷以来久しぶりの入荷です。
モデル化されているのはいずれも今日でもイタリアを象徴する企業や製品として有名なブランドの往年の広告・営業車両です。 
車種の珍しさだけで無くイタリアの香り満載の楽しいモデルカーです。お気に入りの各々の製品やパッケージ等と一緒にディスプレイすると楽しさも倍増します!
(*Editore VADIS、Eaglemoss特注1/43ダイキャストモデル。FIAT AUTO他各社のオフィシャルライセンス品)※モデルカーは写真のブリックパック簡易包装に付き現地発売元出荷時及びイタリアからの輸入の際にモデルのブリックパックに変型、小傷、多少の擦り傷がありますので予めご了承下さい。 モデルカー、ケース本体に問題はありません。 また商品検品の為ブリックパックを一度開封したものもございますのでその点予めご了承下さい。 ※今回入荷商品は各々モデルカーのみです。冊子は付属しませんのでご了承下さい。*各モデルカーには車種名の入ったベースとクリアカバー付きの専用ケースが付属します※以前の再入荷品はこちらにもあります。

NEW!VADIS :"Veicoli Pubblicitari d'Epoca": Autobianchi Furgoncino " Cartiere Poalo Pigna " 19681/43ダイキャストモデル

※モデルに付属する写真カードには創業当時の本社風景が写っています。



※モデルに付属するカード裏面には実車のスペックが書かれています。

*上写真奥右のAutobianchi Bianchina Cabrioletの1/43モデルはこちらです。(別売品)

イタリアの歴史的商用車シリーズから、Bianchinaの商用車両、Bianchina Frugoncinoです。

スペイン出身の貿易商、パオロ・ピーニャ(Paolo Pigna)は北イタリア、ベルガモ近郊セリエ川の豊かな水を元にして盛んな製紙工場を複数買収して1839年製紙業に進出しました。 その後二代目Carillo Pignaは社名をCartiere Paolo Pigna S.A.として従来の製紙業だけでなく紙製品、文房具の製造を始め、ムッソリーニ政権時代に学校ノートの生産拠点に指定されたのが飛躍への一歩となりました。 ムッソリーニ時代に使われた松ぼっくりを掴んだワシのシンボルマークは今も使われています。
今日もMONOCROMOと名付けられた様々なノートのシリーズでイタリア国内始め海外へもアメリカや南米にも販路を拡げています。

このモデルはアウトビアンキ・ビアンキーナの小型ヴァンビアンキーナ・フルゴンチーノのピーニャ社の商品配送車です。
ミルクティーの様な柔らかなベージュのボディカラーに赤いPignaのロゴマークが似合っています。


Autobianchi Bianchina Furugoncino "Cartiere Pigna" 1968
VPD69 ¥6,600-(*Dark Beige)

1957年、ミラノ科学技術博物館で発表されたのはイタリア最古の自動車メーカーの一つ、ビアンキ社が戦後1955年にフィアット、ピレッリ、そしてビアンキ3社の合弁事業としてAutobianchiを設立、その第一弾のBianchinaでした。 イタリア語で「小さなビアンキ」を意味するBianchinaのネーミングが与えられた車は、数カ月後にデビューするフィアット500の先行パイロットモデルの役目も担っていました。 エンジン、シャシー等基本ランニングコンポーネンツをフィアット500と共有していますが独自デザインのボディは「トラスフォルマービレ(変身可能)」と呼ばれるテールまで大きく開口するキャンバスルーフを持つ洒落たスタイリングと簡素ではありましたが、上質なインテリアで正にイタリア庶民にとっては「少し頑張れば手の届く小型高級車」としてヒットしました。 その後オープン、やハードトップに続いて小型商用車としてヴァンタイプのPanoramicaが1962年にデビュー、更に1965年に荷室の容量を拡大する目的でハイルーフ仕様のこのFrugonciのが誕生しました。1970年迄に合計で177,000台生産されました。機構を共用するFiat500 Giardinieraと同じく499.5cc/空冷2気筒エンジンはリアに90°横に搭載されることで後部に幅1,300mm、奥行き1,450mm、高さ1,000mmの荷室を確保しています。

実車諸元: 全長3,265mm 全幅1,340mm 全高1,600mm ホイールベース1,940mm
エンジン:空冷2気筒499.5cc、18.7HP/4,600rpm 最高速83Km/h 乾燥重量590Kg 積載重量250kg


*Rear View


*Front View


*Side View (*モデル全長9.5cm)
※ドア側面にはParmiganoReggianoの公式マークが入っています。

NEW!Eaglemoss :"Veicoli Commerciali d'Epoca": Fiat 500A Furgoncino " Butasol" 19491/43ダイキャストモデル


*上写真左のFiat 500B Furgoncino "Garbani"の1/43モデルはこちらです。上写真右はFiat 500A 1st seriesです。(別売品)

*上左は1960年代の南イタリアバーリのButanガススタンド、 右は60年代の広告ポスターです。キャッチコピーは「調理にButanGas、掃除にButasol」です。
こちらは1/43スケールのFiat 500A "Butasol"宣伝カーです。
1948年、ルーマニア出身のGiuseppe Costantino Draganがミラノに設立したルーマニア産液化ブタンガス輸入販売会社ButanGas会社は家庭用の燃料液化ガスだけでなくButasolの商標でブタノール(ブチルアルコール)成分の家庭用クリーナーの販売も開始してイタリア市場で認知度を高めました。Fiat500トポリーノのルーフに付いた広告オブジェが1950年代イタリアのゴールデンエイジならではの懐かしい雰囲気を感じる商用車のモデルです。 ※専用ケース付き


Fiat 500A Furgoncino " Butasol" 1949
VCE25 ¥5,500-(*Dark Red)

*「TOPOLINO(トポリーノ)=ハツカネズミ」のニックネームで親しまれたのは1936年、後にNuova Fiat 500(1957)を生み出す、フィアットの設計技師であるダンテ・ジアコーザ(*DanteGiacosa)の手で生み出された小さなモデルが初代のFiat 500でした。排気量僅か569cc、水冷直列4気筒で出力13HP、サイズ的にも全長3,215mmx全幅1,275mmx全高1,377mm車重僅か535Kgで2座席という正にミニマムな車でした。 当時のミニマムトランスポーターとして乗用モデルだけでなくラダーフレームのシャシー後部を荷室にしたFurgoncino(フルゴンチーノ=小さなフルゴーネ、荷物運搬車の意)モデルも作られて狭い街路の多いイタリアの都市で長く活躍しました。


*Rear View

*当時のTVコマーシャルにも使われた擬人化されたBurasol洗剤のキャラクターです。


*Front View


*Side View (*モデル全長10.5cm)

NEW!VADIS :"Veicoli Pubblicitari d'Epoca": Fiat 1100T " MICHELIN " 19621/43ダイキャストモデル


*上写真右のイタリアのタイヤメーカーFiat 600 Coriasco " PIRELLI" の1/43モデルはこちらです。(別売品)

  
1/43スケールのFiat 1100T "MICHELIN"です。
*1957年に発表されたFiat 1100Tはフィアットの中核セダンFiat 1100/103の耐久性に定評の有る1,089cc,4気筒OHVエンジンを搭載する小型トラック・ヴァンモデルです。 救急車、商用車に数多く採用されました。

このモデルは自動車用タイヤの老舗、フランスのミシュランタイヤのイタリア法人MICHELIN S.p.Aの営業車です。シンボルカラーのブルー/イエロー2トーンのボディカラーには同社のマスコットのビバンダムとロゴマークが入っています。 1950年代のイタリアのゴールデンエイジの雰囲気を感じる商用車モデルです。 ※専用ケース付き


Fiat 1100T " MICHELIN" 1962
VPD11 ¥5,500-(*Dark blue/Yellow)


*Rear View


*Front View


*Side View (*モデル全長10.5cm)
ボディサイドにはMICHELINロゴとお馴染みのキャラクターVibandumが描かれています。

NEW!Eaglemoss :"Veicoli Commerciali d'Epoca": Fiat 1100T " OLIO CARLI " 19681/43ダイキャストモデル


*上写真左のFiat 1100E Furgone "OLIO CARLI"の1/43モデルはこちらです(別売品)


こちらは1/43スケールのFiat 1100T "OLIO CARLI"です。

1957年に誕生したFIAT1100T商用ヴァンは乗用モデルのFiat1100のType103D-OHVエンジン直列4気筒1,089cc/38HPエンジンで始り1966年にFiat115Cエンジン(*1,481cc/53HP)を搭載する1100T2となりました。
このモデルはイタリア・リビエラ海岸に近いLiguriaの地で1911年創業以来オリーブオイル製造と宅配販売の老舗として家族経営で続くメーカー、OLIO CARLIの営業車仕様です。 オリーブオイル製品メーカーらしいオリーブグリーンとベージュの2トーンのボディカラーに同社のロゴマークが入っています。 1960年代、イタリア経済ゴールデンエイジの雰囲気を感じる商用車モデルです。 ※専用ケース付き

※モデルに付属する写真シート裏面に実車緒元が記載されています。

この車両は1966年にデビューした水冷4気筒OHV1,481cc/53HP 最高速度100Km/h 最大積載重量1,300KgのFIAT Type115Cエンジン搭載のFIAT 1100T2(*シリーズ2)です。


Fiat 1100T " OLIO CARLI " 1968
VCE30 ¥6,000- (*Olive green/Yellow)


*Rear View


*Front View


*Side View (*モデル全長10.5cm)

NEW!VADIS :"Veicoli Pubblicitari d'Epoca": Fiat 1100 ELR Camioncino" AGIPGAS" 19541/43ダイキャストモデル



*上写真左のFiat 1100ELR Furgone "Caffe LAVAZZA"の1/43モデルはこちらです。(別売品)

1/43スケールのFiat 1100ELR " AGIPGAS "です。
1937年誕生の1,089cc/32HP-4気筒OHVエンジン搭載のフィアット508C”バリラ1100”が戦後1948年にフロント回りのデザインとエンジンを35HPにパワーアップして1100Bに、更に1949年に1100Eにモデルチェンジされました。全長4,050mm、ホイールベース2,420mmのラダーフレームFRレイアウトのシャシーの標準仕様のセダンタイプの他に商用車仕様も作られました。 更に2,700mmのロングホイールベースを持つこの1100ELRシャシーがタクシー・商用車用に用意されていました。
このモデルはAGIPで有名な元イタリア国営の炭化水素公社、現在は半国営企業となって株式会社となったENI(=Ente Nazionale Idrocarburi)S.p.Aのガス事業部AGIPGASの運送車です。 AGIPでお馴染みのコーポレートカラーの黄色の車体には石油製品のAGIPブランドの六本脚の火を吹く犬と区別する様に、有名なグラフィックデザイナー、Federico Senecaの手掛けた三本足と燃える尻尾を持つAGIPAGIPGASのシンボルの猫(の様な)動物が描かれています。  こちらも1950年代のイタリアのゴールデンエイジの雰囲気を感じる商用車モデルです。

※専用ケース付。


Fiat 1100 ELR Camioncino" AGIPGAS" 1954
VPD65¥5,500-(*Yellow/Dark brown)


*Rear View


*Front View


*Side View (*モデル全長10cm)

*2,700mmのロングホイールベースを持つ商用車/タクシー用に用意されたのがこのFiat 1100ELRでした。

NEW!Eaglemoss :" Veicoli Commerciali d'Epoca " :Fiat Campagnola" ACI" 19651/43ダイキャストモデル



※上写真左は
Alfa Romeo2の "ACI"ロードレスキュー車、右はFIAT Campagnolaのサーキット消火車両です。

1/43スケールのFiat Campagnola " ACI "サービスカーです。
1950年、イタリア国防省は第二次世界大戦終結後駐留したアメリカ軍の軍用小型四輪駆動車JEEPの消耗による可動車の減少と整備の困難から代替え車の国内開発を計画していました。 既にJEEPを元にした軍用車としてのハードワークに対応出来る四輪駆動車の研究をしていたFIAT主任技師ダンテ・ジアコーザは当初コード番号1101"Alpina"と命名するプロジェクトを進めていましたが、間もなく"Campagnola"(*イタリア語で田舎娘の意)に代えられました。 Alpinaはイタリア人にとっては精鋭で知られるイタリア北部山岳部隊の"Alpina"を強くイメージさせる為フィアットの工場ワーカーや戦争の記憶が強く残る民間から反発されない為に民生用の生産も考えての事でした。 結果的にイタリア国防省の公募に応じたのはFIATとAlfa Romeoでしたが、先んじて研究開発を進めていたFIATはAlfa Romeoが1900M "Matta"のプロトタイプを完成させる前により低コストで整備性にも優れた試作車を完成させ、1951年南イタリアBariの農業機械見本市で「イタリア初のオフロード車!」と唱って展示し大きな反響を呼びました。
間もなく2台の軍用AR51(1951年)が完成、エンジンにはFIAT1900セダンに搭載された1,901cc/40HPのOHV直列4気筒ベースの改良版が採用されました。
1953年には燃費に優れたコード1102の同じく1,901cc4気筒ディーゼルエンジン搭載モデルが追加されています。1959年には開発コード名1101B200となるAR59が電装系中心に強化改良版として誕生しました。
このモデルはイタリア自家用車連盟ACI(*l'Automobile Club d'Italia)のレスキュー車両です。 山間部の夜間の路上でも目立つ鮮やかなイエローの車体の後部にウィンチと牽引装置が備えられています。 こちらも経済とモータリゼーションの急拡大1960年代のイタリアを支えたモデルです。 ※専用ケース付。
*左は実車スペックが書かれた付属カードの裏面です。


*上写真はACI仕様のベースとなったFIAT Campagnolaオープン仕様の実車です。


Fiat AR59 Campagnola " ACI " 1965
VCE19:(*Yellow) 
完売*Sold out


*Rear View


*Front View


*Side View
タイヤハウスは悪路走破性を優先して大きくクリアランスを取っています。

NEW!Eaglemoss :"Veicoli Commerciali d'Epoca": OM Leoncino Furgone 1954 " VIBRAM " 1/43ダイキャストモデル


*後ろはモデル付いているカードに写るVIBRAM社工場の写真です。
 
※1937年、自身登山家であったイタリア人Vitale Bramaniはそれまでの革底登山靴による登攀事故の体験からより安全な靴底開発を目指して自らの名前からVIBRAM社を創設しました。 グリップ力に優れたゴムを素材とする事で大幅に改善された靴底はその形状から「タンクソール」と呼ばれて一躍登山靴に革命をもたらしました。 上写真右から二人目が創業者のヴィターリ・ブラマーニ(Vitale Bramani)です。


*上写真は現在もビブラムソールを象徴する黄色い八角形のシンボルマークです。1965年には北米市場に進出し1969年に今日もシンボルとしてVINRAMを象徴する黄色のロゴが採用されて年間4000万足以上を生産する世界的なシューズソールメーカーとして有名です

1918年、鉄道車両製造から始ったミラノに本拠を構えるOM(*Societa Anonima Officine Meccaniche di Milano)は前年に倒産した同じく蒸気機関車から自動車製造に進出していたZUSTの後を継ぐ形で自動車製造に乗り出すと順調に事業を拡大、高性能なディーゼルエンジンが市場から高く評価されて更に事業の拡大を図った1933年にイタリアの巨人、FIATの資本を受け入れて以後はトラック・産業用車両専業メーカーとして発展しました。 世界大戦後はブレシアを本拠に製造を再開しました。 このOM レオンチーノ(*Leoncino=伊語でライオンの子供の意)は1950年にデビューした小型トラックです。 初期型排気量が3,770cc/54HPの直列4気筒デイーゼルエンジンを搭載した最大積載重量2,150Kgのクローズドヴァンボディ(*Furgone)タイプです。モデル車両はライトグレーカラーのボディに当時のVIBRAMシンボルマークの映える配送車両を再現しています。※専用ケース付き


OM Leoncino Furgone 1954 " VIBRAM "
VCE16¥7,000-(*Light grey)


*Rear View


*Front View


*Side View (*モデル全長13cm)

VIBRAMロゴの下にはSUOLE DI GOMMA BREVETTATE=イタリア語で「特許取得済みゴム底」と記されています。

NEW!VADIS :"Veicoli Pubblicitari d'Epoca": Fiat 615N 1953 " Consorzio Mele Val di Non " 1/43ダイキャストモデル


*モデル付属のカード写真は

*FIATが1952年に発表したのがセダンのFIAT1400用の44HPを発生する1,395cc-OHV4気筒エンジン搭載するこの小型トラックFIAT 615でした。1950〜60年代のイタリアの高度成長期を支えた働くFIAT車の代表車です。 この車は1,901cc/40HPを発生するディーゼルエンジン仕様の615N、その初期型です。



このモデルは Consorzio Mele Val di Non(*Val di Non地区りんご生産者組合)のFIAT 615N商品配送車です。
北イタリア、オーストリア国境にほど近いTrento alto adige地方に19世紀末にもたらされたリンゴ(*イタリア語でMele)、Rosa Mantovana, Napoleon,そしてRennetta del Canadaは中でも此の地域の気候と土壌に合ってイタリアを代表するリンゴ産地となりました。此の地の農家が結成したのがVal di Non地区の生産者組合です。1989年には13の生産者がMelindaの名称でこの地域のリンゴをブランド化し、1997年にはMelinda生産者組合として最初の広告を打ちました。「Melindaで無ければヴァル・ディ・ノン産ではありません」のコピーと共にVal di Non産のりんごは今日ではイタリア全土で認知されるDOP(原産地名称保護指定)農産物になっています。この地域の田園風景を思わせる淡いグリーンの車体です。 
※専用ケース付き


Fiat 615N Telonato 1953 " Consorzio Mele Val di Non "
VPD83:¥6,600- (*Light Green)


*Rear View


*Front View


*Side View (*モデル全長10.5cm)
*荷台には15ケースのリンゴが積まれています。

NEW!Eaglemoss :"Veicoli Commerciali d'Epoca": Fiat 600 Multipla " STUDER " 19591/43ダイキャストモデル



こちらはEaglemoss/Veicoli Commerciali d'Epoca全シリーズ予約購入者へギフトとして配付された1/43スケールのFiat 600D Multipla " STUDER "です。 イタリアでも単品では購入出来なかった貴重なモデルです! ※簡易ブリックパック入り、専用ケース付き


*上写真左、Fiat600 Multipla "Brill"の1/43モデルはこちらです。(別売品)

1955年に誕生したフィアット600は戦後のイタリア大衆車としてヒットしますが、リアエンジンレイアウトの為通常の発想ではワゴンボディが出来ないという難点を当時の主任技師であったダンテ・ジアコーザは前席を前輪車軸上まで前進させるアイデアで見事解決、1956年に3列6人乗りの派生モデルを発表しました。 FIAT600 Multipla(ムルティプラ=英語のMultipurpose)とネーミングされたこの車はタクシーや様々な商用車としても使われ、正に多目的車の原点と言えるモデルでした。
主要諸元:エンジン:水冷4気筒OHV633cc/22HP (4kgm/2,800rpm)
全長:3,215mm 全幅:1,380mm 全高:1,405mm ホイールベース:2,000mm
最高速度:95Km/h 車量:708kg


Fiat 600D Multipla " STUDER" 1959
VCE2RE ¥5,500-(*Cream beige/Olive green)

1930年、イタリアのシチリア州の州都パレルモ(Palermo)にカルロ・エミリオ・スツデール(Carlo Emilio Studer)がナポリ通り55番地に創業したのは玩具、ベビーカー、ベッド、ギフト用品など幼児と母親に向けた商品の専門店でした。1960年代にはローマ通り、リベルタ通りに支店も開設、1970年代には息子ジョヴァンニ達により更にショップを増やして販路を拡大して今日はパレルモ中心街のヌンツィオ・モレッロ通りの店舗に受け継がれています。(*下写真は現在の店舗です)

モデルの元になっているのは1950〜60年代のイタリアの子供達に人気のあった(*但しその価格から富裕層の子弟が中心ですが)ボローニャのジョルダーノ(Giordno)社が1952年に発売開始した高級ペダルカーAuto Gran Prixをルーフに積んだ配送車のフィアット・ムルティプラです。


*上は1960年頃のSTUDER外観と店内です。右の棚にペダルカーが写っています。


*Rear View

*モデルでも実車同様にAuto Gran Prixペダルカーが4台ルーフに積まれた状態を再現しています。


*配送車がルーフに積んでいるのはBolognaのGiordani社の有名なペダルカーAuto Gran Prixです。



*Front View


*Side View (*モデル全長8.2cm)


同じく1960〜70年代のFIATを代表する商用車、Fiat600MultiplaとFiat1100Tです。
※こちらのモデルは写真のケース入りです。ブリックパック入りではありませんので御承知下さい。

NEW!Eaglemoss :"Veicoli Commerciali d'Epoca": Fiat 600 Furgone Coriasco " FAEMA" 19561/43ダイキャストモデル


こちらは1/43スケールのFiat 600 Coriasco のイタリアのエスプレッソコーヒーマシンメーカー"FAEMA"の営業車です。  ※専用ケース付き

   
*上写真左、同じくFiat600 Multipla Coriasco "Olio Sasso"の1/43モデルはこちらです。(別売品)

  

*1945年にミラノで創業、現在は同じ業務用高級エスプレッソマシンで有名なLa Cimbaliグループ傘下に入っているFAEMAです。右はCimbali社のAlfa Romeo2の営業車です。 ※モデルの下のLa Cimbaliのトレーは撮影用です。(非売品)


Fiat 600 Multipla Coriasco" FAEMA" 1956
VCE27:(*Light beige/Dark Red)
※完売 *Sold out

1955年に誕生したフィアット600は戦後のイタリア大衆車としてヒットしますが、リアエンジンレイアウトの為通常の発想ではワゴンボディが出来ないという難点を当時の主任技師であったダンテ・ジアコーザは前席を前輪車軸上まで前進させるアイデアで見事解決、1956年に3列6人乗りの派生モデルを発表しました。 FIAT600 Multipla(ムルティプラ=英語のMultipurpose)とネーミングされたこの車はタクシーや様々な商用車としても使われ、正に多目的車の原点と言えるモデルでした。
このエスプレッソマシンメーカーFAEMAのモデルは商用車ボディを得意とするトリノのカロッツエリア、Coriascoが仕立てた後部収納容量の拡大の為にルーフをボディ後端迄延ばした独自のヴァン・ボディのムルテイプラです。 FIAT Multiplaの通常タイプと異なり見るからに収納スペースが確保されたボクシーなスタイルで、こちらも
救急車を含めた様々な用途に供与された1950年代〜60年代のイタリア経済発展に寄与した車両です。

実車主要諸元:エンジン:水冷4気筒633cc/22HP(4kgm/2,800rpm)
全長:3,535mm 全幅:1,450mm 全高:1,450mm ホイールベース:2,000mm
最高速度:90Km/h 積載重量:410kg

※スポーツとイタリアのコーヒー文化との親和性を見たFAEMAは1956年に一早くプロサイクリングのスポンサーシップに参加し1968〜70年まで自転車ロードレースチーム" Faemino-Faema "をスポンサードしていました。1968年は後に「人喰い(カンニバル)」のニックネームで最強のサイクリストと呼ばれたベルギーのエディー・メルクス(Eddy Merckx)を擁してグランツールのGiro d'Italiaを含むクラシック4レースで優勝する活躍を見せました。
右写真上は自身初のグランツール優勝を飾った中央のメルクスとチームメイトです。
2022年にGiro d'Italiaのオフィシャル・コーヒーマシンサプライヤーとして再びジロの舞台に戻って来ました!


*Rear View

*1961年世界初の電動ポンプを採用したエスプレッソマシンE61の最新のE61JUBILEモデルです。



*Front View


*Side View (*モデル全長8.2cm)

NEW!Eaglemoss :"Veicoli Commerciali d'Epoca": Fiat 1100T " PREP " 19581/43ダイキャストモデル


こちらは1/43スケールのFiat 1100T 、日焼け止め保湿保護クリームで有名なイタリアの"PREP"の宣伝広告カーです。

イタリアでは今も日焼け止めクリームの定番" PREP "。元は1866年にアメリカ人Mark Allenがデトロイトで創業したMark W Allen& Coの日焼け止めクリームに遡ります。

第一次世界大戦の際にイタリアに派遣されたMark Allenは若きイタリア人Italo Rusticiと出会い、1931年RusticiはミラノにPREPクリームの輸入総代理店を設立しました。その後ムッソリーニ政権下でのアメリカ製品の輸入禁止等多くの苦難を経て戦後輸入が再開、イタリア市場で理髪店向けの営業で大成功を納めた後女性向けの宣伝広告によって更に市場を拡大しました。
2008年に世界的な化粧品、医薬品、健康食品等の製造企業であるイタリアのCOSWELL Groupe傘下のブランドとして今も150年前と変わらぬレシピに元ずく日焼け止め保湿クリームとしてイタリアを代表する製品として愛されています。 こちらも戦後の経済成長期に商品広告宣伝が勢いづいた時代を感じさせる商用車モデルです。
 ※専用ケース付き


*上写真はイタリア・ヴェローナのアリーナ前に並んだPREPの宣伝カーです。
ムルティプラに挟まれた中央がこのFIAT1100Tです。

陽射しの強いスポーツシーンに欠かせないPREP日焼け止めクリームの販促にはイタリアで人気の自転車ロードレースは好相性でした。上写真左は1967年のGiro d'ItaliaでFILOTEXチームをサポートしていた時の実車です。

※モデルに付属する写真シート裏面に実車緒元が記載されています。
1957〜66年までのFIAT1100Tシリーズ1で採用されたFIAT Type103Dエンジンです。水冷直列4気筒OHV1,089cc/38HP 最高速度90Km/h 最大積載重量1,100Kg


Fiat 1100T " PREP " 1958
VCE17 ¥7,700- (*Yellow/Blue)


*Rear View


*Front View


*Side View (*モデル全長10.5cm)

モデルのルーフ上にはPREP日焼け止め保湿クリームの良く目立つ大きな広告オブジェが載っています。

NEW!Eaglemoss :"Veicoli Pubblicitari d'Epoca": Lancia ARDEA 800 Furgoncino " AURORA " 19471/43ダイキャストモデル




*
ルーフには万年筆AURORA88の広告用の大きなダミーが付いています。


*上写真は現在のロゴが使われたAURORA本社工場です。

*1919年、トリノに創業したイタリア初の万年筆製造メーカーAURORA(アウロラ)の商品配送車です。 同じくトリノに1906年創業したLANCIAの小型車ARDEA(アルデア)のフルゴンチーノ(Furgoncino)と呼ばれる小型ヴァンのルーフには1947年にOlivettiのタイプライターやCampari、Martiniの広告デザインでも有名なMarcero Nizzoliのデザインした万年筆「AURORA88」の大きな広告ダミーが載っています。この万年筆は胴軸先端を回転してインクを充填する最新のピストン式を採用し、ヨーロッパ市場で10年間で100万本以上を販売する大ヒットとなりました。 今もAURORAを代表する高級万年筆、AURORA88のオブジェも正確に再現しています。 ※専用モデルケース付

*上写真後ろに写っているのはタリア特産の蒸留酒グラッパはじめ多くのリキュール酒を製造する1868年にヴェネト州北部、ドロミテ山脈のアジアーゴ(Asiago)に創業した老舗酒造メーカーRossi D'Asiago社の同じくLancia Ardea、Rossi d'Agiagoの営業車です。(別売品)


Lancia ARDEA 800 Furgoncino "AURORA" 1947
VCE33: (*Orange/Cream)
完売*Sold out

*大型高級車に留まらず戦前の1936年には早くもフル・モノコックボディを持った小型車アプリリア(APRILIA)を発表したランチアがその小型版として1939年に発表したのが903cc/29HPのV4エンジンを積むアルデア(ARDEA)でした。

戦後も改良を加えて生産を続けて1949年にはシリーズ3にモデルチェンジしました。その商用ボディ版がARDEA 800 Furgoncino(*フルゴンチーノ=荷室付きの小型運搬車)です。セダンに比べて60mm延長されたシャシーの上に全長は+395mm、全幅は+260mmと大幅に拡大されて充分な荷室部を持つ小型商用車として重宝されました。 1948〜1952年までの生産台数も7,120台に達しています。 この車両は当時のランチアに多かった右ハンドル仕様です。


*Rear View

*上はアルデアの上位モデル、アプリリア・セダンのBRUMM製1/43モデルです。(*別売)



*Front View


*Side View (*モデル全長9.5cm)

※ボディ側面にAURORAのロゴマークと下にLa Stilografica perfetta(=完璧な万年筆)のコピーが入っています。