-15.02.19


Italian Tractorの新着モデルです。
FIAT,LANDINIはじめイタリア農業を支えた有名な農業用トラクターの1/43メタルダイキャストモデルが入荷しました。 関連する珍しいアンティークプレートも御紹介します。

NEW!Hachette Italia "Trattori d'Epoca":Histric Italian Tractors-イタリアンクラシックトラクター -*1/43 Diecast Model
イタリアの旧い農業トラクターの1/43ダイキャストモデルです。

フランス系の総合分冊出版大手、Hachette Italiaが企画し、小冊子と共にイタリア国内の新聞・雑誌を販売するエディコラ(*Edicola)と呼ばれるニューススタンドを通じてのみ販売された珍しい農業トラクターのモデルです。 今回は"Trattori da Collezione"と銘打ったシリーズから歴史的なイタリアントラクターの1/43ダイキャストモデルが入荷しました。 

既に御紹介のアシェット・ イタリア企画の他のシリーズ同様にこのシリーズの為にHachette社が特注した農業技術の歴史に残る世界のクラシックトラクターの数々を再現しています。 今回その中のイタリアントラクター8種類が入荷しました。 いずれもイタリア農業の発展に貢献した味の有る車両です。

※商品のバキューム成型カバーは写真の通り簡易包装に付き現地発売元出荷時及びイタリアからの輸入の際に変型、小傷、紙製ケースにも多少の擦り傷、折れ等がございますので予めご了承下さい。 ブリックパックは梱包の一部と御考え下さい。モデルカー本体に問題はありません。
※商品には冊子は付属しません。 モデルのみとなります。
Hachette Italia特注のUNIVERSAL HOBBY製ダイキャストモデル)
※本商品は会員割り引き対象外となります。



*後ろに一緒に写っているのはFIAT初のトラクターFiat 702の1/32モデルです。(別売)

Fiat 40 Boghetto(*実車写真)です。

1939年にデビューしたキャタピラー(*無限軌道)走行式トラクターのFiat 40 Boghettoです。 モデナにある傘下のOfficine Costruzioni Industriali (産業建設機械製造所)でFIATは1932年にヨーロッパで最初のキャタピラー走行式トラクターFiat 700Cを発表した後1939年、その発展型のこのFiat 40 Boghettoを開発しました。 Fortunato Boghetto(フオルツナート・ボゲット)技師の設計による40HPを発生する4気筒3,970ccのディーゼルエンジンを搭載しています。 この時代は戦時下に於いての使用を考慮して燃料圧縮比の変更によってアルコール、ガソリン、ディーゼルの各種燃料に加え石炭ガス、メタンガス使用も可能にする等の高い汎用性を誇っていました。 *実車サイズ:全長2,730m x 全幅1,504m x 全高1.71m 重量3,770Kg


Fiat 40 Boghetto 1939
TRDE027: (*Light Grey)
※完売*Sold out


*Rear View


*Front View


*Side View(*モデル全長:6.4 cm)


*後ろはBRUMM製のFiat 500 Giardiniera "FIAT TRATTORI"営業車 1960-1/43モデルです。(別売)

1961年に発表された80HPを発生する6,872cc-4気筒ディーゼルエンジン搭載の大型トラクターがこのFiat 80Rです。 パワフルなオレンジの車体から「オレンジモンスター」の異名で親しまれました。
今もイタリアのクラシックトラクターファンの間で人気の高いビッグパワーで有名なフィアットの往年の代表モデルです。


Fiat 80R 1961
TRDE052: (*Orange)
※完売 *Sold out


*Rear View

※このモデルのリアの牽引機は上下に可動します。


*Front View


*Side View(*モデル全長:8.0 cm)


*後ろに写るのはAlfa Romeo 6C1500SS 1928-1/43モデルです。(別売)

1896年、北イタリア・エミリアロマーニャ州の州都ピアチェンツァ郊外にPietro Bubbaが設立したイタリアで最初に予熱機構(*ホット・バルブ)付きディーゼルエンジントラクターを開発したのがこのBubbaでした。
1926年、巨大市場であるアメリカ向けに開発したのがこのUTB3でした。 ボア240mmxストローク260mmの11,756ccの単気筒ディーゼルエンジンは僅か500回転/分から30HPを発生しました。
黎明期のトラクターならではのスタイルをもったモデルです。


Bubba UTB3 1926
TRDE047: ¥2,000- (*Charcoal grey)


*Rear View


*Front View


*Side View(*モデル全長:6.5 cm)


*後ろに写るのは同時代を代表する同じバリッラの愛称を持つFiat 508 Balilla1935-1/43モデルです。(別売)

1931年に誕生したモトメッカニカ(Motomeccanica)社の小型トラクター「バリッラ(Balilla)」です。 ボア67mmxストローク102mmの1,440ccの4気筒小型ディーゼルエンジンは1,300回転/分から10HPを発生しました。 この時期ムソリーニ政権下時代のイタリアで13才以下の少年組織の名称であった「バリッラ」をネーミングにしています。 第一次大戦前にオーストリア領だったイタリア北部ゼノア市で友人を苦しめたオーストリア軍の軍旗に向けて投石するバリッラと言う名の少年の故事から付けられたモデルです。


Motomeccanica Balilla 1931
TRDE041: (*Green)
※完売 *Sold out


*Rear View

*モデルにも見えるラジエーターキャップに付けられた石を投げるポーズのBallino(バリッラ少年)マスコットです。(実車付属品写真)


*Front View


*Side View(*モデル全長:5.3 cm)


*後ろに写るのは同時代のイタリアを代表するFiat 508 Balilla1935-1/43モデルです。(別売)

1884年ジョヴァンニ・ランディーニ(Giovanni Landini)がイタリア屈指の北部の農業地帯エミリア・ロマーニャ州レッジオ・エミリア郊外ファブリコ市に設立した現在も続く農業機械・トラクター製造会社のLandiniの戦前を代表するモデル、Velite V.L.30です。 ホットバルブ点火方式の単気筒2サイクル・セミディーゼルエンジンを搭載する40HPの大型トラクターSuper Landiniの成功に続いて30HPの中型モデルとして1935年に発表されたV.L.30です。


Landini Velite V.L.30 1935
TRDE011: ¥2,000- (*Dark Grey)


*Rear View


*Front View


*Side View(*モデル全長:6.5cm)


*後ろに写るのは同年にデビューしたFiat Nuova 500 1957-1/43モデルです。(別売)

同じくLandini製の小型トラクター、C25です。 1957年に発表された4,312cc/25HPの単気筒ディーゼルエンジン搭載のランディーニ初のキャタピラー(*無限軌道)走行式トラクターです。
小型ながら高い整地・耕地能力とブルーと黄色の斬新なカラーとデザインで高く評価されたモデルです。


Landini C25 1957
TRDE054: ¥1,800- (*Blue/Yellow)


*Rear View


*Front View


*Side View(*モデル全長:5.8 cm)


*こちらも後ろに写るのは同年にデビューしたFiat Nuova 500-1/43モデルです。(別売)

こちらも1957年に発表されたランボルギーニの小型小型キャタピラー方式トラクター、Lamborghini DL30Cです。  現在はイタリア生れのスーパーカーとしてフェラーリと並び称されるランボルギーニですが、ルーツはボローニャ郊外の裕福な農家生れのフェルッチオ・ランボルギーニが戦後軍放出のトラックを元に農業用トラクター製造のランボルギーニ・トラットリーチ(Lamborghini Trattorici)社を設立したところから始っています。 その成功が後にスーパーカーメーカーのアウトモビリ・ランボルギーニSPA社の設立、そしてあの名車ミウラ(*Lamborghini Miura)の誕生への礎となりました。 この小型トラクターは工科大学出身で技術に強かったフェルッチオの手で安価な灯油でも走行可能なイン・ヴァポリザトーレ(燃料蒸発機)を備えたトラクターでは初の直噴式2気筒30HP/1,810ccディーゼルエンジンを持つDL30Cです。 後のスポーツカーを彷佛する鮮やかなイエローが個性的です。


Lamborghini DL30C 1957
TRDE022: (*Yellow) 
※完売 *Sold out


*Rear View


*Front View


*Side View(*モデル全長:5.4 cm)


*後ろに写るのは1956年にデビューしたFiat 1100/103E -1/43モデルです。(別売)

1922年、ロメオ・ライモンディ(Romeo Raimondi)によってパルマに設立され後モデナに移転しました。 当初は自転車の製造で成功を納めた後、戦後はバイクの製造にも一時進出した後に農業機械用モーターポンプと主に船舶用ディーゼルエンジンの製造分野ではフィアットを凌ぐ先進設計で市場に評価され今もその分野で大きなシェアを獲得しています。 1953年に全て社内で開発製造されたこの革新的なトラクターBRUCO(*伊語でかぶと虫の幼虫の意)が誕生します。 45HPの出力を持つ完全4輪駆動方式でステアリングではなくキャタピラー式の様にレバー操作方式のトラクターです。 (※左上写真でT45トラクターと一緒に写るのは現社長の Raimondi氏です)


Raimondi Bruco 40T45 1953
TRDE065: (*Dark Red)
※完売 *Sold out


*Rear View


*Front View


*Side View(*モデル全長:6.2 cm)

AntiquariatoTarghe U.M.A. Motore Agricoli 1950th: *農業用エンジン登録ナンバープレート(*アンティーク)
イタリアで戦後の農業用トラクターエンジンの登録証として交付されたナンバープレートです。
1930年頃からイタリアでは農業用エンジン(主にトラクター、耕耘機等)に使用する燃料を一般車両や産業機械向けより割り引き価格販売する為に「農業用エンジン使用組合」=Utenti Motori Aglicori(U.M.A.)の登録証で管理していました。 これはトラクター等農業用車両登録のナンバープレートとは別に明示が義務付けられていました。 第二次大戦後も復興の為にこの制度は1985年まで継続され、1970年代に入るとプレートからU.M.A.の文字は省かれて単にMotore Agricolo(農業用エンジン)とされました。 紹介させて頂くのは1950年代初期のトラクターエンジン明示に使われたアンティーク品です。 素材はダークレッドに着色されたアルミ板に文字刻印が凸プレス加工されています。 ミニチュアモデルで御紹介のトラクターが現役だった時代を感じさせる珍しいプレートです。
ヴィンテージトラクターと一緒に飾ると一層引立つディスプレイになる事間違い無しです!

※本物のアンティーク品につき表面塗装や細部に小傷等がございます。 商品の性質上それらは不良品ではございませんので、その点御理解下さい。


U.M.A "Motore Agricolo-Cagliali" 1950th
UMACA01 : (*Dark Red)
※完売 *Sold out


(Size: 底辺約16cmx短辺11.7cmx短辺11.7cm)

*上写真は1963年製Landini R3000トラクター(実車)に付けられたプレートです。(BSはブレシア県の略)


※文字・マークがプレス凸刻印されたのが解る裏面

※CAは地中海に浮かぶサルデーニャ島(イタリア共和国サルデーニャ自治州)の州都カリアリのあるカリアリ県(Cagliali)の略号です。 サルデーニャは1861年統一されたイタリア王国の初代国王ヴィトリオ・エマヌエル2世が現在のトリノを含むピエモンテ州と一緒に統治していたサルデーニャ王国がルーツになる独特の歴史と自然環境で知られています。 古来農業牧畜漁業が盛んです。



U.M.A "Motore Agricolo-Nuoro" 1950th
UMANU01 :(*Dark Red)
※完売 *Sold out


※同じく文字・マークがプレス刻印されたのが解る裏面
(Size: 底辺
約16cmx短辺11.7cmx短辺11.7cm)

※NUはイタリア共和国サルデーニャ自治州の北東部に位置するヌーオロ県(Nuoro)の略号です。

ヌーオロ地域はヌラーゲ文化(サルデーニャに紀元前1500年頃から紀元前250年頃まで栄えた石造の塔に代表される)の中心地であったと考えられている歴史遺産が多く残された地域としても有名です。