-12.01.26 NEW!Aeronautica
Militare N.44: SIAI-SAVOIA Marchetti S.55X 1933:*1/144ダイキャストモデル + Booklet
1915年創業のSIAI(*Societa Italiana Aeroplani Idrovolanti=イタリア航空機、水上機飛行艇製造会社)は第一次大戦後の1920年、同じくUmberto Savoiaが創設した航空機製造の Societa Anonima Costruzioni Aeronautiche SAVOIA社を吸収してSIAI-SAVOIAとなりその後1922年にアレッサンドロ・マルケッッティ(*Alessandro Marchetti)を主任設計技師に迎えて高性能水上飛行艇の開発を推進しました。1923年に試作機として完成した大型飛行艇は機体のレイアウトは独特で、乗客や貨物は双胴の艇体に収納され、操縦席は艇体の間の厚い主翼内中央に置かれています。さらに回転方向が逆向きの2基のエンジンはその主翼のうえにトラス架を組んで前後にタンデム型に配置されました。 2枚の垂直尾翼と中央の方向舵は双胴の艇体から後方へ伸びた梁で支えられています。 双発のエンジンは当初1基当たり300HPのFIAT製のA12改良型エンジンを搭載していましたがその後の発展型では最大930HPを発生する強力なIsotta Fraschini製のV18-Asso750エンジン2基を搭載し最高巡高速度280Km/hを達成しました。 1927年2月13日から6月16日にかけて、フランチェスコ・デ・ピネード(*Francesco De Pinedo)とカルロ・デル・プレーテ(*Carlo Del Prete)の乗ったサンタ・マリア号はセネガルのダカールから大西洋を越えて南北アメリカ大陸の飛行を成功させました。これは有名なリンドバーグによる大西洋単独横断の3ヶ月も前の事でした。 その後1933年には空軍大臣イタロ・バルボ(*Italo Balbo)に率いられた24機の編隊でイタリアのオルベテッロからアメリカ合衆国のシカゴまでの飛行を行ったことでも知られる、1920〜30年代のイタリア航空産業の黄金期を代表する大型飛行艇です。 モデルは1933年のアメリカ訪問飛行を指揮したItalo Balboの搭乗したイタリア王国大西洋航空師団所属の第一飛行部隊所属機を再現しています。
*SIAI Marchetti S.55Xの説明リーフレットの内容は下記を御参照下さい。*テキストはイタリア語表記のみです。
*N.44付属のブックレットの内容見本は下記を御参照下さい。*テキストはイタリア語表記のみです。(*A4変形・12ページ)
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