-12.01.26 NEW!Aeronautica
Militare N.17: Macchi-Castoldi MC.72 1931:*1/72ダイキャストモデル + Booklet
1913年に北イタリア・ヴァレーゼでフランスのNieportの航空機のライセンス製造を目的としてジュリオ・マッキにより設立されたSocieta Anonima Nieuport-Macchi 。1920年代には社名を「アエロナウティカ・マッキ」(*Aeronautica Macchi )として第一次世界大戦の終結と共に軍からの受注が減少した状況を受け、湖水地方の立地を活かした水上機の生産に特化して旅客輸送や郵便のような民間用途の航空機も生産しました。又当時の航空機の性能を競うスピードレースとして有名なシュナイダー・カップ専用機の開発を進めたマッキの航空機は設計技師マリオ・カストルディの手によるM.39で1926年に時速395.8kmを達成して見事優勝しました。 その後継機による勝利を逃したカストルディは究極のスピード機としてこのMC.72の開発を進めましたが1931年の大会に向けたテストでエンジントラブルが発生して出場出来ず、その年でイギリス機に3回連続優勝を許し、それをもって規定通り(*5年の間で3回優勝した国がカップを永久保持する)シュナイダー・カップは終了してしまいました。 しかしその後イタリアのムッソリーニの関心も受けて、速度記録達成に向けて開発を継続し遂に1934年、ガルダ湖に於いて規定通り3回の周回飛行で平均速度709km/h、最高速度711.462Km/hを達成し水上機による速度記録を樹立しました。 これはレシプロエンジン水上機による速度記録として現在も破られていません。 フィアット製V型24気筒のFIAT AS6エンジンは2基のV型12気筒エンジンをタンデム結合した改造エンジンで、過給機を使用した場合は3,100HPという当時としては驚異的な大出力で二重反転プロペラを駆動しています。 その為冷却対策として露出したオイルタンクを機首の一部とし、主翼表面と各フロート上面3ケ所、又フロート支柱にもラジエーターを配して徹底的に熱対策を施しています。 モデルでも金色に塗装されたラジエーター部以外はイタリアンレッドで塗装された、早く飛ぶ為に削ぎ落とされたスリークなフォルムを再現しています。
*付属のMacchi-Castoldi MC.72のリーフレットの内容は下記を御参照下さい。*テキストはイタリア語表記のみです。
*N.17付属のブックレットの内容見本は下記を御参照下さい。*テキストはイタリア語表記のみです。(*A4変形・12ページ)
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